愛用するカメラをバージョンアップ。
機種はCANONのEOS R6 からR6Mark2へ。 この機種は約1年前に発売となっていたが、R6の方もまだ新しかったので買い替えは控えていたが、ここへ来てやっと”Mark2″に更新した。
R6とR6Mark2の違い
カメラ好きの人からすると発売されてから時間が経過しているので違いは承知されているはずだが、改めてこれら2機種の大きな違いについてまとめると、
- 電源on/offスイッチの場所が右側へ変更。
- グリップの形状が僅かに変わり、持ちやすくなった。
- 従来のスイッチの場所が静止画=動画の切替スイッチになった。
- 記録画素数が2020万画素→2420万画素に増加
- 被写体認識機能が強化(鉄道、飛行機の認識が追加)
- 電子シャッターの速度が秒間20コマ→40コマへ進化
- 電力マネージメントの改善によりバッテリー寿命改善
- 連続動画撮影時間の制限(30分)が事実上なくなる。
目立って変わった箇所としては以上の内容だが、詳細にみると各所で改善がされており、やはり前モデルから2年の違いは大きいことを実感する。
実際に使用してみてわかった事
今回新しくなった機能のうち、飛行機撮影にとっては被写体認識において飛行機が追加された点、およびシャッター速度が向上した点は実用上影響があると考える。 また、バッテリーが従来より長持ちしてくれることは地味に嬉しい改善。 とにかくまずは空港へゆき飛行機を撮影してみることに。
このような流し撮りの場合、従来は狙った場所にフォーカスポイントを決めつつ手元のカメラを振って流すことになるが、R6Mark2だとカメラの方で勝手にポイントに合わせてくれているので、何も考えずに被写体に合わせてカメラを振れば良いことになる。 この被写体追従機能は上位機種であるR3から降りてきたもので、さらに飛行機や鉄道を認識(コックピットや運転台)する機能はこのR6Mark2から採用されており、発売当初から話題になっていたが評判通りであることを実感した。
シャッター速度の向上に対する評価はできなかったが、飛行機ではなくおそらく新幹線など目の前を高速で通過する被写体を撮る際にはかなり有効だと思う。
次にカタログ上ではわからないが、そもそもの映像センサー自体が単純に画素数アップだけでなく従来のR6から何が進化しているのか、あるいは同じなのかを試すべく夕方から夜間の撮影をしてみた。
R6Mark2に搭載されている画像処理エンジンは従来のR6と同様のDigic Xであるが、色々な情報だとR3以降は同じDigic Xでもバージョンアップされて進化しているとの事。そのためか解像性能も従来よりも高くなり2420万画素だが、3000万画素クラスの画像に匹敵するくらいの画像を出してくれる。
また、暗い場所での撮影についても被写体追従機能を確保しつつ、高感度耐性も十分とあって夜間の飛行機撮影にとっては非常に有効なものと言える。
買い替えた結果の評価
今回、これまで使用していたR6を下取売却してさらに追い金をはたいてR6Mark2に買い替えたことが意味があったかどうかだが、これまでのところ満足度は高く”意味があった”という評価をしている。
またこのタイミングでR6がまだ下取り額的にも有利であり、この機を逃すと金額的に少々不利だった可能性があったので、その面でも良かったかもしれない。加えてCANONがキャッシュバックキャンペーンを実施中で実質値引きの上乗せも得ることになったのも大きい。
まだまだ進化しそうなミラーレスカメラ
以前の投稿で最近ミラーレス一眼カメラが高額にもかかわらず販売好調であるという記事を紹介したが、今後来年のオリンピックに向けてカメラ各社が新機種を発表する噂が上がっている。CANONも年末から年初にかけてハイエンド機や新しい交換レンズを発表するという話が持ち上がっている。こうした新機種は当然これまで以上に進化しているはずで、画素数やシャッター速度、AIを駆使したさらに進化した被写体認識性能などなど、話題は尽きない。
もちろんこうしたハイエンド機はいわゆるプロ機であり、価格もそれなりにするが、アマチュアでもこうした高額な機器を使用して飛行機撮影している人も多くみられる。 いくらスマホのカメラが進化しているとはいえ、近頃ではより写真の質を求める人も増えていることは事実。そうした人々が注目する新しいミラーレスカメラには期待をしたい。