4年ぶりで開催された琵琶顔花火大会。正確ではないがおそらく40年近く前からこの8月8日に大津港で開催されてきたが、コロナ禍の4年間は実質大会は開催されず、ひっそりとシークレット花火大会のみ実施されてきた。
4年間のブランク明けでさぞ大津市民や滋賀県民は大盛り上がりかと思ったが、地元の自治会が開催に反対を申し立てるという状況の中での花火大会となった。そういう意見に配慮してか、わざわざ大阪駅などに大混雑を危惧して来場を控えてほしい、などと馬鹿な宣伝をする始末。 実際には逆宣伝になったのではないかと思う。。 少なくともこうした意見は大津市民、滋賀県民の総意ではないがニュースなどで取り上げられているのを見ると、他府県の人は勘違いするのではと思う。滋賀の人々も他府県のイベントにも出かけたりする訳なので、自分の庭先が荒らされることだけを考え、自分たちが他で迷惑をかける可能性は全く考えていない、本当に自己中心的な活動ではないか。
滋賀県は言わずと知れた観光大国で県内の至る所にリゾート施設などがあり、特に夏場は多くの人が近隣から訪れる一方、大規模なお祭りのような行事は少なく、この花火大会が県内では最大のお祭りになっている。このようなイベントには必ず様々な問題が付きまとうがどの自治体もそれらを工夫して年に一度のイベントを盛り上げている。 そうした地元の活動には本当に頭が下がるが、40年近く続けられてきた行事に水を差すというのは無責任。 反対していた人の中には少なからず、花火大会が始まった以降、あるいは花火が見れるから、という理由で移り住んだ人もいるはず。
1万発の打ち上げ花火は見ていて圧巻。掛け値なしに素晴らしい文化だと思う。こうしたイベントが後世に健全な形で受け継がれていくことを希望するのと、自分できる限りのその努力もしなければと思わされる。