千里川の土手で航空写真

カメラ

台風7号が過ぎ去ってから数日後、飛行機写真撮影で有名な千里川の土手で夕方から夜にかけて航空写真の撮影に出かけた。

昼夜問わず何度もこの場所には訪れているが、休日には多くの見物客、それと私のような航空写真マニアが土手の両側に集まり、特に飛行機の真下にあたる場所には多くの人だかりができる。

基本的に頭上を通過する飛行機の写真はそれだけで迫力があるが、この場所での定番が夕陽をバックに着陸する飛行機を撮るのと、日が暮れてから離陸する飛行機を滑走路の誘導灯と六甲山の麓の灯りをバックにした写真で多くの人がこれを目当てに遠くからやってくる。

独特のLEDアンチコリジョンライトを点滅しながら侵入してくるB787

夕景や夜間撮影においてカメラの設定はそれなりに難しいところがあるが、現在のカメラは暗いところでも恐ろしいくらいオートフォーカスが効いてくれ、しかも高感度撮影でも画質が破綻しにくいので動きのある被写体を暗い場所で撮影する際でもシャッター速度を上げる事ができる。

日没間近の時間、夕日と飛行機が絡む瞬間 (A 321-neo)

カメラ性能に加えて写真を趣味にする人の多くは現像ソフトを使用するが、このソフトの性能も日進月歩であり、元の画像データを見違えるくらいに浮き出してくれる。場合により不要な写り込みも簡単に消去してくれるので作業していても楽しいくらい没頭できる。

ISO感度を10000にしてもノイズが簡単に除去できるので撮影の幅は随分拡がる。 (SS:1/20)
A321neoはこのようにエンジンが離陸の際赤く炎のように放つ

千里川土手の定番中の定番写真が上のショット。何とも幻想的な雰囲気が魅力でこの写真を撮るために多くのカメラ、航空ファンが集まる。 以前だとこのショットを撮るには三脚を立ててシャッター速度を長くして撮る必要があったが、この写真は全くの手持ち撮影。 その分装備も軽装で臨めるので本当に今のカメラの技術と映像ソフトの進化は素晴らしい。

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