65歳までの再雇用を選ばずに敢えて60歳で会社を定年退職した理由。
- 管理職という立場から一般職に近い待遇になるが、昨日まで部下だった社員に使われることになる
- 自分の居た会社の成長が期待できない状況で、責任は無くなるとはいえ、見るに忍びない。
- 35年ぶりに他の世界をのぞいてみたいという欲望が強く、65歳になってからだと活動も鈍ると判断した。
以上のような理由で、一度フリーになり一定期間好きな事をやってみようと考え、ひと段落した時点で何か短期でも短時間でもいいので仕事を探そうと考えていた。どうせ、人生は一度きりなので無茶なことでもなければ出来る時にやりたい事、興味のある事をやるのも良いと考える。
再就職へ向けての活動
正式定年退職後、数ヶ月間は国内、海外旅行等を楽しみ、ある程度満足したところで再就職活を開始。一般的な方法としてはやはり、ハローワーク(職業安定所)を通じて探すのが無難であり、まして60歳以上の求人であるのでそう簡単には希望の職にはつけないと思うので、失業給付を受けつつ探すことにした。
職安はほぼ35年ぶりで、現在は昔とは違い求人情報もデジタル化し、登録することで自宅でも全国の求人情報を検索することができる。 従い、自宅で検索して良さそうな求人先があれば、自主応募、または職安からの紹介状が必要な所の場合は、職安にゆき紹介状を発行してもらい自身の履歴書や職務経歴書を添えて求人先へ提出して応募することになっている。 昔だと職安にある求人掲示板や求人ファイルで探して窓口へゆき、そこから電話をかけてもらって応募書類を提出していたし、場合によってはそのまま直ぐに応募先へ面接に行くこともあり、常に履歴書持参でいつでも面接に行けるようにして職安に行ったものだった。
こうした時代の変化も経験できることは悪くないと思うが、私のような気楽な職探しではなく本当に切迫した若い人々にとってこの今の方式が良いのかどうか少し心配にもなる。
兎にも角にも、失業給付金を受けるには4週間以内に2回以上はこうした活動実績を作らないといけないことになっており、ある程度は真剣に取り組まないとシニア向けの仕事は見つからない。
一連の手続きなどが完了し、落ち着いたところで3社ばかりエントリーしてみたので次の回にその状況や結果を報告するとします。