8月29日にSONYから新しいミラーレスデジカメ2種が発表になった。2024年に向けてのカメラ新機種では発表一番乗りだが、どちらも35mmフルサイズでありながら、コンパクトボディで持ち運びに便利な機種となりそう。
今回の新しい2機種は有効画素数が3300万画素でスチルのみならず動画撮影にも優れた性能を発揮しそうな万能機である「α7C II」と、有効画素数が6100万画素で高画質志向の「α7CR」。現状2機種の価格は未発表であるが、α7C IIが約30万円、α7CRになると50万円弱(レンズは含まず)になると予想されている。2機種ともにコンパクトサイズながら、ハイアマチュア向け機種と同じレベルの価格帯になりそう。
SONYのフルサイズカメラはα1筆頭にα9、α7シリーズとあるが、コンパクトシリーズの機種としてα7Cが従来モデルに存在しており、これを正常進化させたものと、高画素に振ったモデルを追加した形。 それぞれの特長から最適な用途がありそうだが、α7CIIについては3300万画素ということで、動画性能にも優れ、かつ500g台で軽量とあって非常に使い勝手が良さそうに感じる。一方、α7CRは現状の国内メーカー最高レベルである6100万画素のセンサーを搭載して同じくコンパクト、軽量で機動性に優れたボディなのはこれからの紅葉シーズンを控え、アウトドアでの活躍が期待できる。
肝心の撮影性能に関してはとりわけオートフォーカス(AF)性能が注目で、最新のAIを駆使したAFにはかなり関心がある。画質に関しては誰もが知る、SONYの画像センサーなのでいうに及ばないと思うが、敢えて不満点を挙げるとすると、メカシャッターの連写速度が10コマ/秒(α7CRは8コマ/秒)のようなので、動きモノを撮る人からするとこの点はもう少しなんとかならないか、と思う。
上記の通り価格はある程度高いのでそう簡単には手が出せないのと、基本的に現状Canonユーザーのため、SONY用のEマウントのレンズも所有しておらず、今の所購入する可能性は低いがぜひ一度使用してみたいカメラではある。
なお、発売予定は10月13日で予約は9月6日からスタートするとのこと。